Change Cure
New Idea, New Cure
New Idea, New Cure
全世界では5千万人以上のアルツハイマー病患者さんが罹患していると言われています。一方、各国で1万人以下の稀少な脳神経疾患に悩む患者さんも存在します。これらの神経変性疾患と呼ばれる難治性疾患は、今この時も、患者さんとその家族を苦しめています。
Change Cureは、岡澤教授によって2021 年に設立された新しいベンチャー企業です。その目的は、岡澤教授が発見した、革新的な神経変性疾患病態知見に基づく治療法を患者さんに還元することにあります。
Change Cureの標的とする疾患は、アルツハイマー病(AD)、前頭側頭葉変性症(FTLD)、脊髄小脳失調症 (SCA)、ハンチントン病(HD) 、筋萎縮性側索硬化症 (ALS)、パーキンソン病(PD)、などです。治療技術としては、抗体医薬品、遺伝子治療、ペプチド医薬などを用いて行きます。
Change Cureの戦略は、厳密に精査した治療法を柔軟に応用していくことにあります。Change Cureは、革新的アイデアと先端的技術を統合 して、神経変性疾患という大きな壁にチャレンジすることを恐れません。患者さんのために今は治療困難な疾患の克服を目指して、Change Cureは治療を変えていきます。
Founder, 代表取締役
岡澤 均
2024年 5月23日
Change Cure社は株式会社 GlycoNexと業務提携契約を締結しました。
2022年 3月22日
Change Cure社は東京医科歯科大学から抗HMGB1抗体開発および製造販売に関するライセンス契約を締結し、独占的実施権を許諾されました。
2021年 4月1日
岡澤教授が研究代表者をつとめた脊髄小脳変性症への遺伝子治療(AMED ステップ1、非臨床試験フェーズ)が、矢部教授を研究代表者としてAMED ステップ2(臨床試験フェーズ)に採択されました。なお、岡澤教授は分担者として引き続き参画しています。
2021年 4月1日
岡澤教授を研究代表者とした認知症に対する抗体治療 (非臨床試験フェーズ)のプロジェクトがAMEDステップ1に採択されました。
2021年 2月1日
横浜市にChange Cure社を設立しました。
(取引銀行: 三井住友銀行)
大学卒業後22歳で設計事務所に就職。25歳で独立をし、自身で建築の設計事務所 株式会社環境計画アイを設立、代表取締役社長に就任した。その後、大手上場企業を含む複数の企業の代表取締役社長、取締役を務めた。現在は株式会社Cパートナーズのコンサルタントとして建築部門の統括を兼務している。
岡澤 均
MD, PhD
岡澤教授は1984年に東京大学医学部医学科を卒業し医師免許取得後に、神経内科医として約40年の経験を積んできました。一方、自ら経験した治療困難な神経変性疾患の克服を目指して、分子生物学を用いた研究を始めて1991年に医学博士を取得し、以後、神経科学そして分子生物学の研究者として大きな貢献をしてきました。2002年には東京都神経科学総合研究所(現・東京都医学研)部門長、2003年からは東京医科歯科大学・神経病理学の主任教授を務めています。
岡澤教授は1990年にはOct-3あるいはOct-4 と呼ばれる発生最初期の分化制御を担う転写因子を発見しました(Cell 1990; EMBO J 1991; 1993)。この因子は、後に山中教授が iPS 細胞作成に用いてノーベル賞を受賞しています。その後、岡澤教授グループは神経変性疾患の病態解明において数多くの革新的知見を発表してきました (Nature Cell Biol 2007; Nature Commun 2013; 2014; 2017; 2018; 2020; 2021; 2023 etc). この中には、細胞内アミロイド蓄積によって誘導される細胞死、HMGB1を介した脳内での細胞死拡散現象が含まれます(興味のある方は、Alzforumにおける議論を是非参照してください: https://www.alzforum.org/member-directory/hitoshi-okazawa).
岡澤教授の他の業績については下記をご参照ください。
https://researchmap.jp/hitoshiokazawa?lang=en
https://www.researchgate.net/profile/Hitoshi-Okazawa
https://loop.frontiersin.org/people/24241/overview
https://www.alzforum.org/member-directory/hitoshi-okazawa
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